ハナスバ2016 / 6月

観光とアートの有機的な関係とは?
~消費から創造への転換を考える~
2016年6月3日(金)
19:00~20:30
福井 北ノ庄クラシックス(福井市中央1-21-36 柴田神社小路)


いわゆる“肩書き”を外しフラットな関係においての対話から、自発的なアクションを誘発することを目的に開催する「ハナスバ2016」。第2回目のテーマは「観光とアート」。

話し手のひとり、アサヒアートフェスティバルを立ちあげた加藤種男さんからは、宝塚やフランス・ナント市の例を挙げながら、アートとはカテゴリー分けできないのがアートであり、人々を巻き込む力がある、人の力を引き出すものがアートである、「総合的なものがアート」というお話を分りやすくお聞きすることができました。また、数値目標を一番にしてはいけないというお話しから、数値化できない動きが大事なんだとおっしゃってくれました。やる前と後では、何がどのように変わったか、どんな動きが起こっていったか、波及効果を検証しそのことを“自慢”していきなさいと。

この4月から、福井市は機構改革により「観光文化局」が新設され、「観光」と「文化」を連携させ一体的・効果的な取り組みを目指すとしています。国体や新幹線開通がまもなくやってきます。福井駅前にはハピリンが建ち、中心市街地も大きく変化してきています。外的環境の変化を短期的な視点で捉えるのではなく、長期的視点でとらえる。小さくても人々の活動が持続的に行われている街にしないといけない、そんなことを示唆された回でした。多くの方に関心を持っていただき、45名の方にご参加いただきました。


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