forum lab.6
あーと×ふくし
トークカフェ
ハナスバ
2015年10月23日(金)
19:00~20:30(受付開始18:30)
福井 北ノ庄クラシックス(福井市中央1-21-36 柴田神社小路)
アートもふくしも、つかみどころがないから
まずは言葉に。もっと自由に渡り合おうじゃないか。
2015年10月23日(金)に、福井 北ノ庄クラシックスにて「あーと×ふくし ハナスバ」を開催しました。このイベントは、近年注目を集めている「アール・ブリュット」や「障害者アート」と呼ばれる分野について、アートや福祉分野に関わる人々が出会う場を作りたいということから企画したものです。
このページでは、イベント開催までの経緯、当日の様子、その後の展開についてレポートをお届けします。
page1 開催までの経緯 |
page2 いよいよトークスタート |
page3 ハナスバから生まれる 新たな出会い |
あわせて読みたい 「ハナスバ、その後」 ハナスバを終えての関係者座談会 |
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事業の詳細はこちら |
文/濱見彰映(福井芸術・文化フォーラム)
写真/office Photo Style
「ハナスバ」は19:00~21:30までの約2時間半、トークゲストや登壇者の話を聞く時間と、その場に参加している方々と交流する時間の2部構成。トークゲストには、「日常編集家」でボーダレスアートミュージアムNO-MAの懇談会委員でもあるアサダワタルさん(滋賀県)と、自立支援センターで働きながら様々なアートプロジェクトを手掛ける椎名保友さん(しいなやすとも・大阪府)をお呼びしました。またそのほかに、福井県内(福井市・鯖江市)で活動する、酒井晴美さん(教諭/みんなで舞台にたとう!実行委員長)、東野佳奈さん(TSUMUGU ART PROJECT)、濱見彰映(福井芸術・文化フォーラム)の3名が登壇しました。
開催までの経緯
スペースの都合もあり、定員は50名。「福祉」「アート」というテーマで人が集まるのかという不安もありましたが半数を超える37名の方から申し込みがありました。福祉やデザインに関わる方、それぞれの申し込みがあったこともとても励みとなったと同時に、トークではどんな情報を参加者の方々にお伝えすべきかを考えました。
8月の上旬から月に1~2回、それ以外でもメールなどでゲストの方と相談を繰り返しながら導き出されたのは、
1) 福井における福祉の現状について
2) 障がいのある人の制作活動について(県内事例などの紹介)
3) 福祉の領域にアート要素を掛け合わせる相乗効果
4) 参加者からの質問に答える
4)に関しては当日の受付時に、参加者にメモ用紙をお渡しし、トーク時間中に気になったことなどを書いてもらうことで、会場の方々とのコミュニケーションにつなげていこうと考えました。
当初は、ゲスト・アサダワタルさんの肩書でもある「日常再編集」というキーワードや、「コミュニティ難民」についてのお話から「障がいのある人が作った制作物を通じて、その人自身と出会うこと」についてお話していただこうと考えていました。しかし協議・検討をすすめたり、参加者の内訳を検討した結果、今回のトークカフェでは、全国で行われている福祉とアートが交わった活動の紹介や、すでに県内で取り組みを続けている活動について知ってもらうことから始めようということになりました。