まちは劇場

NPO法人福井芸術・文化フォーラム 5周年記念事業
2006年9月29日(金)~10月1日(日)
福井市中心市街地エリア一帯


NPO法人福井芸術・文化フォーラム設立5周年記念事業が福井市中心市街地で開催された節目の一年でした。スタッフ養成講座に始まり、3日間の「にわか劇場」が街なかに出現し800人を超える人々が街角のアートパフォーマンスと出会いました。講座から当日まで延べ100人ものボランティアが関わった思いっきり市民が創造するイベントが繰り広げられ、市民はもとよりマスコミや行政、商店街からも大きな賞賛と評価を得ることができた事業でもあります。構想から3年、文化庁や県からの助成を受け、会場はまちなかの空店舗や工場跡、営業中の飲食店の3階、ストリートやJR福井駅のコンコースまでもがその日限りの劇場になりました。それぞれの会場に張り付いたボランティアの若者たちも新たな息吹を吹き込んでくれたのですが、この出会いこそ「まちは劇場」が残した大きな足跡です。この福井のまちでホンモノのお祭りに昇華する日まで「まちは劇場」の種火は消さずにおきましょう。

(事業部長 岸田美枝子)


舞台アートスタッフ養成講座

平成18年度文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業

「まちは劇場」の開催にあたっては、事前に「舞台アートスタッフ養成講座」を開催。9回の講座で、舞台・照明・音響や制作の基礎を学んだボランティアスタッフ20名が、本番の舞台でスタッフワークを担当しました。

会場のひとつは工場跡。使われなくなってから時間が経ちホコリだらけだった場所を借り受け、スタッフみんなで大掃除をし、劇場空間に仕立て上げました。


「まちは劇場」は、出演者、フォーラム、ボランティアスタッフを合わせて100名が関わる大プロジェクトでしたが、市民による手づくりのフェスティバルとして、中心市街地の新たな活性化策としても注目され、地元新聞の1面や論説、年間回顧、テレビ各局のニュースなどで大きく取り上げられました。


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