ハナスバ2017 / 9月

境界とともに生きるということ。
― ドキュメンタリー映画『記憶との対話~マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証~』から考える ―
2017年9月23日(土・祝)・24日(日)
福井市民福祉会館 4階 ボランティアルームA・B (フェニックス・プラザ内)

映画「記憶との対話」について
福井市出身の作曲家、樅山智子の呼びかけで2005年に立ち上げられたマイノリマジョリテ・トラベルは、2005年から2006年にかけて演出家の羊屋白玉(指輪ホテル)とプロデューサーの三宅文子をクリエイティブ・チームに迎えて「東京境界線紀行」プロジェクトを実施し、社会における〈障害〉の概念に疑問を投げかける表現活動を行った。東京で様々なマイノリティ性を自覚する人々を公募し、メンバーそれぞれの文脈を訪ねあう〈旅〉を通して、観客と一緒にアイデンティティの境界線を行き来する舞台作品が創られた。
どこからどこまでが〈障害〉で、どこからどこまでが〈健常〉なのか。その線はどこにあって誰の当たり前なのか。舞台作品「東京境界線紀行『ななつの大罪』」が提起した問題を、再び現代に投げかけたい思いから、10年前の活動を掘り起こし、当時関わった人々やそれらを取り巻く社会の10年間を追うドキュメンタリー映画制作へ至った。昨年から各地で上映会が行われ、上映後にテーマについて対話するトークイベントを重ねている。北陸では初めての開催。

監督=佐々木誠/61分/2016年 
製作=マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会


[ 話す編 ]
2017年9月23日(土・祝) 17:30~

17:00~ 受付
17:30~17:45 映画についての補足説明
17:45~18:45 映画上映
18:45~19:00 休憩
19:00~21:00 対話(てつがくカフェ)

参加者の皆さんと、気軽に、率直に、お互いの考えを話しあいます。
発言するのもしないのも自由です。
ファシリテータ 西村高宏
ファシリテーション・グラフィック 近田真美子

 [ 聴く編 ]
2017年9月24日(日) 13:30~

13:00~ 受付
13:30~14:00 レクチャー「障害とアートについて」長津結一郎
14:00~14:15 映画についての補足説明
14:15~14:30 休憩
14:30~15:30 映画上映
15:30~16:30 クロストーク「10年目の検証が今必要な理由(わけ)とは?」

樅山智子、長津結一郎、北山知春(コム・サポート・プロジェクト)、酒井晴美(みんなで舞台に立とうを広げる会)、荒川裕子(福井芸術・文化フォーラム)

話し手のプロフィール


参加費(資料代として):
各日1,000円(両日参加の方は1,500円)

定員:
各日30名

お申し込み方法:
「メール」「電話」「FAX」いずれかの方法にて、下記までお申し込みください。
メールの場合、件名を「9月ハナスバ申込」とし、下記を明記してください。
・お名前(ふりがな)
・ご住所
・連絡先電話番号
・ご希望の日
・このイベントをお知りになったきっかけ

※8月23日(水)よりお申し込みを受け付け、定員になり次第締め切ります。
※お申し込みの際にいただく個人情報はイベント受付管理に必要とし、それ以外には利用いたしません。

お申し込み先:
福井芸術・文化フォーラム
電話 0776-23-6905 (月~金10:00~18:00/土日祝休)
FAX 0776-23-7905
お問い合わせフォームから申し込む


ハナスバ2017/9月

西村高宏 Takahiro Nishimura
てつがくカフェファシリテータ
福井大学医学部准教授。「てつがくカフェ@せんだい」主宰。専門は臨床哲学。〈対話〉という営みをとおして、哲学的な知の社会的接続の可能性を問い直すことが現在の主な研究テーマ。哲学以外の研究者や様々な職業従事者、アーティストなどと連携し、医療や教育、科学技術、政治、アートなどのうちに潜む哲学的な諸問題を読み解く活動を行なっている。2011年3月11日以降(東日本大震災以降)は、仙台市にある公共施設「せんだいメディアテーク」と連携しながら、震災という〈出来事〉を〈対話〉という営みをとおして自分たちのことばで語り直すための〈場〉(てつがくカフェ)を拓いている。福井では、主に医療とケアに軸足を置いた哲学的な対話の場(てつがくカフェ「医療とケアを問い直す」)を企画運営している。

ハナスバ2017/9月

樅山智子 Tomoko Momiyama
マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会代表
福井生まれ、ニューヨーク/カリフォルニア育ち、東京在住の作曲家。スタンフォード大学にて作曲と文化心理学を二重専攻し卒業。文化庁新進芸術家派遣制度研修員としてオランダ王立ハーグ音楽院作曲科留学。世界各国でサイト・スペシフィックなプロジェクトを展開し、社会的マイノリティのコミュニティや異分野の専門家等との協働を通して、同時代的かつ民俗的であるからこそ現代社会に対するコメンタリーとなりうる音楽を探求。背景の異なる人々を巻き込んだ〈旅〉をデザインし、人と環境との対話を媒介することで、共同体に属する複層の物語を紡ぎ出し、アイデンティティの問題を掘り下げている。コンサート音楽からラジオ作品、インタラクティブな空間インスタレーション、儀式パフォーマンスまで、表現メディアは多岐にわたる。

ハナスバ2017/9月長津結一郎 Yuichiro Nagatsu
マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会事務局
九州大学大学院芸術工学研究院助教/附属ソーシャルアートラボ・コアメンバー、NPO法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所代表理事。研究領域はアート・マネジメント、芸術社会学、芸術と社会包摂。異なる立場や背景をもつ人々同士の協働と、そこにあるアートの役割について探求している。障害のある人の表現活動や、対話による場づくりに関心を寄せている。これまで関わったプロジェクトに『東京迂回路研究』などがある。2013年東京藝術大学大学院音楽研究科(芸術環境創造)博士後期課程修了。慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所研究員などを経て現職。共著に『障がいのある人の創作活動:実践の現場から』(あいり出版)、共編に『アートプロジェクト:芸術と共創する社会』(水曜社)など。


ハナスバとは?

福井芸術・文化フォーラムが2015年から始めた対話の場。県内外の表現者やプロデューサー等の「話し手」を招いて、アートは境界や分野を越えて社会を切り拓く可能性があるということを考える。フラットな場において分野の違う人たちが出会い交流することで、新たなアクションが生まれるきっかけ作りを目指す。


ハナスバ2017

「わたし」と「あなた」の間にある
「境界」を考える1年。

– 2016年、『境界』を『越える』ことを改めて考えたい –
ハナスバ2016は所属や立場を越えて人がつながれば新たなアクションが生まれるだろうと考え、各回さまざまな切り口で出会いと対話の場をつくってきました。
人と人の間の「境界」を「越える」ことは、相手を知ることからまず始まる。
「わたし」は「あなた」の常識に揺さぶられながら「わたし」は「あなた」を知っていく。
「わたし」はすぐ隣にいる「あなた」を思い、「あなた」は「わたし」を思う。
「わたし」を生きるのではなく「あなた」を生きる。
ハナスバ2017は、「『あなた』を生きることができるのか、できないのか」を問い続けます。


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オモテ(pdf 440KB) / ウラ(pdf 645KB)


◎福井駅⇔会場周辺の公共交通機関 時刻表はこちらばすでんしゃねっと・ふくいのサイトに接続します)


●主催・企画
NPO法人福井芸術・文化フォーラム

●後援
福井市、福井市教育委員会、社会福祉法人福井県社会福祉協議会、社会福祉法人福井市社会福祉協議会、福井新聞社、FBC福井放送、福井テレビ、FM福井、福井ケ-ブルテレビ・さかいケ-ブルテレビ、福井街角放送、月刊URALA