ハナスバ2018
ワーク×ライフ=幸福?!
アートがしかける仕事と生活のよりよい関係
2018年8月18日(土)・19日(日)
福井 北ノ庄クラシックス
アートがしかける仕事と生活のよりよい関係
2015年10月から開催している「ハナスバ」。シリーズ10回目となる今回は、アート・仕事・生活をテーマに、滋賀県から「日本遺産滋賀・びわ湖サーヴェイプロジェクト」、福井県若狭町にオープンした「熊川宿若狭美術館」の取り組みについて紹介します。また、両者を交えてのトークセッションや「働く」ことについて考える「てつがくカフェ」も開催します。
日時:
2018年
8月18日(土) 13:30~16:30〈聴く編〉
8月19日(日) 13:30~16:30〈話す編〉
会場:
福井 北ノ庄クラシックス
所在地 福井市中央1-21-36(柴田神社小路)
電話 0776-27-6101
[ 聴く編 ] 8月18日(土) 13:30~16:30(受付開始13:00)
13:40~14:30
報告「大学生×障がい者支援施設×地域」
-日本遺産滋賀・びわ湖フィールドサーヴェイプロジェクト2017の試みから-
馬場晋作(成安造形大学芸術学部准教授/美術家)
石川 亮(成安造形大学芸術学部准教授/美術家)
森 太三(美術作家)
石野大助(信楽青年寮支援員)
上井彩希・内田弓葉(成安造形大学芸術学部学生)
14:40~15:10
報告「美術の視点から社会をゆらす-熊川宿若狭美術館-」
長谷光城(熊川宿若狭美術館館長)
15:20~16:20
トークセッション「ワークとライフのよりよい関係とは?」
馬場晋作(成安造形大学芸術学部准教授/美術家)
石川 亮(成安造形大学芸術学部准教授/美術家)
森 太三(美術作家)
石野大助(信楽青年寮支援員)
長谷光城(熊川宿若狭美術館館長)
荒川裕子(福井芸術・文化フォーラム事務局/アートマネージャー)
進行:三脇康生(仁愛大学心理学科教授/精神科医)
*終了後はドリンクを飲みながら会場にいる皆さんと自由に交流ください
[ 話す編 ] 8月19日(日) 13:30~16:30(受付開始13:00)
てつがくカフェ 「働く」とは何か?
ファシリテーター:西村高宏(福井大学医学部准教授)
ファシリテーション・グラフィック:近田真美子(福井医療大学保健医療学部准教授)
「仕事と生活。私たちは生きるために働きお金を稼ぎ生活をする。社会は働くことの対価によってうまれる生活の集合体であり、働くことが前提で社会が構築されている。最近よく耳にする「ワークライフバランス」という言葉。仕事と生活の調和を意味する。仕事と生活の相乗効果は経済も人も豊かにするのである。しかしながら働くことは人間にとって必須なのでしょうか。人手不足が深刻化し一億総活躍がますます求められていく中、働くことの意味をじっくり皆さんと対話していきたいと思います。」
荒川裕子(福井芸術・文化フォーラム事務局/アートマネージャー)
参加費:
各日1,500円(ドリンク付き)
※両日参加の方は合計から500円割引いたします。
定員:
各日30名
お申し込み方法:
「電話」「メール」「FAX」いずれかの方法にて、下記までお申し込みください。
メールの場合、件名を「ハナスバ」とし、下記を明記してください。
・お名前(ふりがな)
・ご連絡先電話番号
・ご参加日
※7月18日(水)よりお申し込みを受け付け、定員になり次第締め切ります。
※情報保障が必要な方は、お申し込みの際にお知らせください。
※お申し込みの際にいただく個人情報はイベント受付管理に必要とし、それ以外には利用いたしません。
お問い合わせ・お申し込み先:
福井芸術・文化フォーラム
電話 0776-23-6905 (月~金10:00~18:00/土日祝休)
FAX 0776-23-7905
お問い合わせフォームから申し込む
馬場晋作 BABA Shinsaku
成安造形大学芸術学部准教授・美術家
1978年京都生まれ。2011年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程修了。他者とのゆらぎある関係の中で現れる曖昧な個人やものの見え方に着目し研究、活動する。2012年「自然学」(滋賀県立近代美術館)など、関西を中心に作品を発表。
石川 亮 ISHIKAWA Ryo
成安造形大学芸術学部准教授・美術家
1995年京都精華大学美術学部(現芸術学部)卒業、現在、成安造形大学附属近江学研究所研究員。宗教観と自然観を生活の中に取り込み、自然と対峙しながらも共存してきた日本人の感覚に注目している。アートディレクターとしても活動。
森 太三 MORI Taizo
美術作家
1974年大阪生まれ。1999年京都精華大学大学院美術研究科修了。1996年の初個展以降、個人の身体感覚によって生みだした小さなカタチを集積させて、展示空間内に架空の風景を表出させる作品を発表。みずのきアトリエ講師、みずのき美術館設営スタッフ、京都精華大学・京都造形芸術大学・成安造形大学非常勤講師。
石野大助 ISHINO Daisuke
信楽青年寮支援員
1965年滋賀県生まれ。地元信楽町で生まれ育ち、小さな時から陶器に親しんできた。陶磁器釉薬製造会社勤務を経て、2000年より信楽青年寮に勤務する。2001年より日中活動支援員を務め、陶器班を担当する。2012年より展覧会担当を兼務する。
上井彩希 UEI Saki
成安造形大学芸術学部学生
「日本遺産滋賀・びわ湖フィールドサーヴェイプロジェクト2017」に学生クリエイターとして参加。
内田弓葉 UCHIDA Yumiha
成安造形大学芸術学部学生
「日本遺産滋賀・びわ湖フィールドサーヴェイプロジェクト2017」に学生クリエイターとして参加。
長谷光城 NAGATANI Mitsushiro
熊川宿若狭美術館館長
多摩美術大学卒業。現代美術作家として活動する傍ら、福井県内小・中、高校の美術教諭、校長を経て、「若狭ものづくり美学舎」を開学。2010年、障がい者や特別な支援を必要とする人の公募アート展「きらりアート展」創設。NPO法人若狭美&Bネット理事長。
三脇康生 MIWAKI Yasuo
仁愛大学心理学科教授・精神科医
京都大学文学部(美学美術史)卒業、同大学医学部卒業、パリ第一大学科学哲学科DEA課程卒業、京都大学医学研究科博士課程卒業。精神科医として勤務し、芸大非常勤講師を務めつつ美術展覧会の企画に参加し作品を批評してきた。フランスと日本の精神医療を比較検討し精神医療の考察を行っている。
西村高宏 NISHIMURA Takahiro
福井大学医学部准教授
専門は臨床哲学。〈対話〉という営みをとおして、哲学的な知の社会的接続の可能性を問い直すことが現在の主な研究テーマ。様々な職業従事者と連携し、医療や教育、科学技術、政治、アートなどのうちに潜む哲学的な諸問題を読み解く活動を行なっている。現在、てつがくカフェ「医療とケアを問い直す」を企画運営している。
近田真美子 KONDA Mamiko
福井医療大学保健医療学部准教授
日本赤十字広島看護大学、北海道医療大学大学院博士前期課程修了。大阪大学大学院博士後期課程に在籍中。浦河赤十字病院の精神科をはじめ外科病棟やICU病棟で働いてきた。西村とともに、てつがくカフェのスタッフとしてファシリテーション・グラフィックを担当している。
日本遺産滋賀・びわ湖フィールドサーヴェイプロジェクト
成安造形大学が2016年度から「日本遺産滋賀・びわ湖※」をモチーフにフィールドサーヴェイ(実地を基本とした調査手法)により行っているアートプロジェクトの名称。2017年度は大学教員や学生および協力アーティストが、信楽青年寮※とタッグを組み、プロジェクト参加者全員をクリエイターと位置づけた。
※日本遺産滋賀・びわ湖・・日本遺産とは地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもの。
※社会福祉法人しがらき会 信楽青年寮・・1955年、故・池田太郎によって設立された知的障がい者支援施設。
熊川宿若狭美術館
NPO法人若狭美&Bネットが日本遺産鯖街道「熊川宿」中枢にある古民家を改装し2018年5月にオープンした美術館。障がい者アート、現代美術、子ども美術の作品を展示し、美術の視点から新しい共生社会の構築とともに、障がい者が働き、地域の人々が憩い、賑わいを創出する場を目指している。
ハナスバとは?
福井芸術・文化フォーラムが2015年から始めた対話の場。県内外の表現者やプロデューサー等の話し手を招き、参加者とともに、アートが持つ可能性を語り合います。フラットな場において分野の違う人たちが出会い交流することで、新たなアクションが生まれるきっかけ作りを目指します。
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お申し込み方法(pdf 265KB) / 内容・プロフィール(pdf 471KB)
●主催・企画
NPO法人福井芸術・文化フォーラム
●後援
福井市、福井市教育委員会、(福)福井県社会福祉協議会、(福)福井市社会福祉協議会、福井新聞社、FBC福井放送、福井テレビ、FM福井、福井ケ-ブルテレビ・さかいケ-ブルテレビ、福井街角放送、月刊URALA
日本学術振興会科学研究費助成事業(課題番号:16K02256)
【基盤研究(C)「アートがつくる新たな支援者関係、その実証的研究」】
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